『"IKEDAのエステル" テクニカルセッション』開催のご報告
私共、池田物産株式会社は、去る2010年9月13日(関西・大阪薬業年金会館)、同17日(関東・TKP東京駅日本橋ビジネスセンター)におきましてテクニカル・セッションを開催致しました。当日は弊社が国内販売総代理店をさせて頂いております、ガテフォッセ社のテリトリーセールスマネージャー(アジア・パシフィック地域担当)であるパウロ・ユン氏同席のもと、弊社テクニカル・チームによる商品説明並びに、デモ実験が行われました。
第一部では池田物産が取り扱う植物エステルの説明と基本物性を、有機概念図を使用し、まずガテフォッセ社及びフローラテック社のエステルをご紹介させて頂きました。
↑弊社取り扱い製品を実際に置いた有機概念図は、ご好評をいただきました。
ガテフォッセ社独自のエステル交換技術を使用した、『リポシア』シリーズはパーム・ココヤシ由来の植物性ワックスで、既存の植物性ワックスと比較して、独特の融け感や、塗布後パウダー感がありべとつかない等、感触にメリットがあることをお伝え致しました。その他、非常に柔かい感触を付与し、抱水性・補助乳化作用のある植物性ワックスとして『ハイドラシアS
』を、また、医薬部外品に使用できるエステルとして、『MOD 』『イソステアレートイソステアリル』『DPPG
CG 』をご紹介させて頂きました。
また、フローラテック社からは、精製ホホバ油を水素添加及びエステル交換して得られる酸化安定性に優れた『フローラエステル15、20、30、60、70』、更にイソプロピルアルコールとのエステル交換体である『フローラエステル
IPJ』を紹介させていただきました。また、今年特に反響があった、マカダミアナッツ油にエチルアルコールを作用させて得られる『フローラマック
10 』はシリコーンに近い感触で好評でした。
第二部ではガテフォッセ社の擬似乳化剤『エマルフリー』を用いた乳液類のコールドプロセスによる調整をデモ実験で行いました。
休憩中および、セミナー終了後には、ご紹介した原料や、処方サンプルなどを実際に手にとっていただき、感触を確かめていただきました。
今後も私たちは同様のテクニカル・セッションを行なってゆきたいと思っております。開催予定につきましては改めてご案内をさせて頂きます。尚、上記製品並びに処方についての詳細お問い合わせは弊社第二営業部 [email protected] までお願い致します。
「2010年9月21日発行の化学工業日報に弊社主催のテクニカルセッションが紹介されました。
私共はこれからも特色あるスペシャリティー原料を中心に容器、香料を含めたトータルサービスが出来る皆様の「知恵袋」であり続けたいと思っています。今後とも宜しくお願い致します。